当院は昭和39年の開設以来、一般急性期診療と高齢者医療を2本の柱とし、地域医療に取り組んでまいりました。
一般急性期診療部門では総合診療を基本にしており、科を問わず、幅広い疾患の初期治療に対応しております。中でも外科、消化器科は当院の専門分野であり、7名の常勤専門医による、高度な医療を提供しております。腹部手術では鏡視下手術を積極的に取り入れております。この手術法は傷も小さく、痛みも少ないため、患者さんには負担が少なく、より楽な治療を受けて頂くことができます。
救急医療に関しましては、当院は札幌市一次、二次救急指定病院に指定されており、緊急を伴う外科的、内科的治療にも十分な対応が可能です。また、循環器科、整形外科、肝臓内科については、市内の総合病院から専門医の派遣を頂き、専門外来を開設しております。それにより地域にいながらにして、より専門的な医療を受けて頂くことが可能となっております。その他の専門外分野においても、地域の専門病院と密接な連携を行うことにより、それぞれの患者さんにとって最適の治療を提供致します。
高齢者療養部門では、リハビリ室、浴室、デイルームなどの施設機能を充実させ、患者さんが安心して療養に専念できるように改良致しました。
環境面におきましては、一般急性期病床は個室と4床室をバランスよく組み合わせ、多様なニーズに対応することが可能となりました。療養病棟も全室4床以下とゆったりした構成にすることで、より快適な療養環境の提供が実現できております。リハビリは特に力を入れており、専任スタッフを増強し、早期退院に向けて全力で取り組んでおります。
地域医療連携室では入院生活や在宅復帰、介護などのあらゆる相談をお受けし、皆様をサポートしております。当室には専任の医療ソーシャルワーカーを複数配置し、相談能力を強化しております。入院生活や退院後の生活プランにお悩みの際は、どうぞご遠慮なくご相談ください。
私たちは、診療に関するあらゆる情報を患者さんと積極的に共有することでより信頼関係を深め、患者さん本位の治療を心がけていく所存です。お気づきの点などがございましたら、ご遠慮なくご指摘、ご指導くださいますようお願い申し上げます。
|