ジオン「ジオン注」は硫酸アルミニウムカリウムとタンニン酸を含む注射薬で、痔に流れ込む血液の量を減らし、痔を硬くして粘膜に固着・固定させる作用があります。この薬を痔核の痛みを感じない部分に注射して治療する方法が「ジオン注射療法」です。痔核を切り取る従来の手術と違って「傷口から出血する」「傷口が傷む」というようなことはほとんど無く、入院期間も手術(1週間〜10日程度)に比べて短くなります。 完全に脱肛しているような進んだ症例では従来の痔核切除を要する場合もありますが、それほどひどくない場合は8〜9割の方が『ジオン注射療法』で根治するとされています。 当院では2泊3日の入院治療を標準としており、 費用は3割負担で、約40,000円程度です。 *麻酔法や痔核の数によります。 *従来の手術療法で行うと1週間の入院治療で約70,000 円程度です。
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