ご挨拶
各位
謹啓
この度は、第10回日本PTEG研究会学術集会の開催にあたり、皆様方には多大なご支援をいただきまして誠にありがとうございました。
社会情勢が難しい中での開催の運びになりましたが、おかげ様で遠方にもかかわらず、全国から約140名の多くの方々のご参加をいただき、参加者による多くの意欲的な発表や討論、活発なシンポジウム、また嶋尾先生の特別講演もいただき、大変有意義な研究会となり、無事に終了することができました。
これも、ひとえに皆様方のご協力の賜物と大変感謝いたしております。
さて、平成17年にPTEG(経皮経食道胃管挿入術Percutaneous Trans-Esophageal Gastro-tubing )が保険適応から外されましたが、幸いにも昨年9月に念願でありました薬事承認が得られ、本年4月には保険診療承認も決定いたしました。
ひとつの節目といえる記念すべき第10回の本集会が今回のテーマである「PTEG復活の狼煙(のろし)」のごとく、新たな出発の礎となりましたことに、大きな喜びを感じております。
当手技の経管栄養法、腸管減圧法での有用性は既に確立しており、特に緩和医療においては唯一のfirst line手段に位置付けられる場合のあることが知られています。従って今回の保険再適用を機に本法の応用を学ぼうとする医療者はますます増加すると思われます。
本集会での活発な議論が、今後のPTEGの在り方に一定の方向性を示すことができれば幸いです。
今後とも、引き続きPTEGの普及のために、御支援のほど、宜しくお願い申し上げます。
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